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ですので矢野先生にご出演いただいたウクライナ紛争の内容はまた後日。
今日はまず、あの悲しい日から1年が経つ安倍元総理の一周忌から。
私が3日かけて編集した下記動画をぜひご覧ください。*特にインタビューの内容は日本人の民意を表す貴重な内容だと思います。あの方にもう一度会いたいです。
私のチャンネルの特徴は、私が見習いであること、そして視聴者さんにたくさんのことを教えて頂き、そして私もなるべく現地調査をすること。私が今までどういう仕事をして来たかということはあまり話していませんが、答えは現場にある。そしてそのいろんな人の思いやニーズを受け止めて仕事をする。それは私の今のこの発信活動と同じです。
2年近く前からご視聴頂いている方々はよくご存知だと思いますが、私の安倍さんに対する見方は否定的なものでした。仕事は結果主義。成果を出せない、政治家なら公約を守れないなら、批判されるべき。でも、政治と一般的な仕事は違うのかもしれない。
安倍さんのことを取り上げると、保守層でも色々と言ってくる人がいます。色々な意見があることは良いと思うんです。ただ、さらっとしていないのは事実。
安倍晋三元総理をどう捉えるべきか、これは私が視聴者さんから教えていただいた、そしてサイレントマジョリティを目の当たりにして私が学ばせていただいたことです。
まず、日本人には素晴らしい日本人の美徳というものがある。それは亡くなった方々は皆神様だという慣習。敵国でさえ祈りを捧げるのに、亡くなっても国内ではアベガーと言う。つまり、日本人の美德が無いか、忘れてしまった方々なのかもしれません。(事実そう取り上げる主要メディアを押さえているのは外国勢力ですね)
事実、政治家の評価は数十年しないとわからないものの様です。おそらく長期政権であった安倍晋三元総理に関しては、あと30年は経たないと判断がつかないことが多いとは素人の私でもわかります。だから、私は安倍晋三元総理を美化しているわけでも、通してしまった幾つかの日本にとって良くないと思われる法案に対して、それらを忘れたつもりはありません。そして亡くなられた事実からある程度は推測できますが、安倍元総理がアメリカからどういった内容を突きつけられていたのか、それはわかりません。
しかし、今わかることは、それは岸田政権との比較、それが多くの人の答えだと私は感じています。
まず、LGBTや小児性愛のこともそうですが、私は判断がつかず批判されやすいこの話題を保守ぶって投稿したいわけでもありません。安倍さんが亡くなられてから、安倍さんのことを語らない人は多いです。私はそこに少しズルさを感じてしまうんです。他の人のことは私には関係がないのですが、ただ私は長期政権を担った安倍元総理の話題を一国民として語ることが、大事だと思うのです。
それは視聴者の皆さんや、去年、国葬儀の一般献花の際に示してくださったサイレントマジョリティが私にヒントをくださったからです。
2021年の12月頃、私は覚えています。ライブ配信ではっきりと言いました。安倍さんは結果を出していないじゃないですか、私は安倍政権の時代、日本にいなかったし、皆さんが安倍さんのことを持ち上げるロジックがあまり良く理解できないと。
でも今の私は違います。
保守系で安倍さんのことを語りたがらない人の特徴は、反グローバリズムを軸とした考えの方が多いかもしれません。(当てはまる場合とそうじゃない場合がある)
何故なら、グローバリズムに迎合していたと批判する見方をする人も多いからです。
ここで、私も引っ掛かっていました。ただ、先ほども記したように、岸田政権の流れを見ていると、安倍政権がアメリカから突きつけられた条件は、これはオープンにならないものですが、それなりに圧力があったと推測します。そして、鳩山元首相もその辺に関しては今になってお話しされていると思います。
岸田政権になってからアメリカの言いなりという流れが加速しています。安倍さんが暗殺されたので、岸田政権も苦しいところですが、もう歯止めが効かなくなっている現実をLGBT法案等を通して多くの心ある国民は気がつき始めています。
もう一つは、グローバリストやディープステートという言葉を使い、そういった勢力と戦っていたトランプ大統領です。(最近はトランプ大統領もワクチンを推進したと弱点となっている。)
トランプ大統領と安倍元総理の距離感は、ただ名前をShinzoとDonaldと呼び合っていただけではなく、国際会議の場面で、後は任せたよと言われたり、かなり頼りにしていたというのは本当の話だと信じていいと思っています。
トランプ大統領から見て、安倍元総理が、グローバリズムに迎合していて、グローバリストVS反グローバリストという構図の邪魔をしていたのなら、重要な会議でのまとめ役など、頼りにしたかなとふと疑問が湧きます。もしそうなら、警戒していたはず。
また、特に日本ではあまり大きな声で言えないことですが、プーチン大統領は、グローバリストと戦っていると演説でおっしゃっているとのこと。私も朗読しました。
私が視聴者さんから教えていただいて今ハマっている本が、コールダー・ウォーという、2015年に出版されていて渡辺惣樹さんが訳されている本です。文庫本とハードカバーがあります。つまり、ロシアのプーチン大統領は冷戦よりも冷たい戦争、ドル覇権を崩壊させるプーチンの資源戦争を長年戦略を立て実行しているということがわかる本です。(プーチンの怖さも書いている中立な本だと思います)
安倍晋三回顧録のP.145には、G7のサミットにトランプは、ロシアの参加に前向きな考えを示していたと、その辺りどう考えているのかと投げかけられている部分があります。
安倍さんの答えは、「資源の問題を解決する上においても、プーチン抜きには困難でしょう。軍事力の行使についても、ロシアは結構、汚れ仕事を買って出てくれるのです。・・・つづく」とあります。何か条件をつけないと難しいとは思われていた様ですが、トランプ大統領と同じく、G7のバランスを保とうと考えていたと思います。そして、プーチンの意図を安倍総理は理解していたと感じます。(ウクライナの問題に関しても安倍元総理には理解できる構図だったと私はこの本の中から感じています。)
そして、クリミア併合について、安倍さんは、「容認できない事柄が発生したからと言って当事者を追い出したら、問題を解決できるわけがないですよ。」と。(回顧録p.143)
今のG7を見て、皆さんはどう思われるでしょうか。今年の悪夢の様なG7サミット、これが答えではないでしょうか。
回顧録のp.178に印象的な言葉があります。
ビジネスライクなやり方をするトランプ大統領について聞かれている一節。
「ただ、政治とビジネスは違います。企業は利益を追求しますが、国が利潤だけを考えていては、民主主義社会は成り立ちません。さまざまな利害を調整し、問題を処理するのが政治家の仕事です。」
これが、政治家を判断する上でも難しい、私がひっかけに引っ掛かってしまった部分かもしれません。
ビジネス、日々の仕事の判断と政治は違う。当たり前と言えば当たり前ですが、私たちが政治家を判断する上で、難しいところ、判断が分かれるのはこういったところだと思います。
7月8日にライブ配信をして、今日配信した記録動画にまとめた動画にも出てきたインタビューに答えてくださった日本の紳士が言っていた言葉。実は音声が聞き取りづらいのですが、その場にいた私の記憶にはこうあります。
全てを上手い方向に持っていけるわけではない。
そこに私の視点を入れると、全部この国のために調整できたわけではない、一部融通しなければならない部分もあった、それでも国際社会を含め、調整し何とか前に進めた、何とか日本を守ろうとしたのではないか。
特に第二次安倍政権が批判される理由として、回顧録の中で上手い表現をしていると思うのはp.272にあるように、ウイングを広げて、リベラルを取り込むという考え方を強めていったのかというくだり。
ここは私ももちろん気になることです。二枚舌や、嘘はやはりいけないこと。そして社会保障など、これは北欧社会で失敗していること。この答えは本を読むことを推奨しますが、上手い答えです。
八方美人的に捉えられるか、まずは相手のことを理解しようとする積極的な生き方と捉えるか。それによっても違うのでしょう。
ただ、これまで読んだ書物の中の安倍晋三という人は、私には後者に感じられる。これは感覚的なものなので説明がつかない。しかし、積極的な思考で知られるピール牧師の教会に通っていたトランプ大統領と、波長が合っていたと思われる安倍晋三総理。ここに親和性があると思う。
ちなみに、長期政権という視点は外せない。
メルケル首相も言っている。あなたの国は1年でコロコロ首相が変わる、だから様子を見ていたと。(結論としてはメルケルは中国のついでに寄っただけだということだが。)
私は山岡哲秀さんがオーストラリアのアボット首相と対談したCPACJapanの動画が忘れられない。ちなみにこのチャンネルもYoutubeからシャドーバンを受けていると思われる。こんなに素晴らしい動画の再生回数が1万回も行かないなんて…。
(動画自体も貼っておきます。そしてCPACJapanは無名の私に去年取材をさせてくださいました。心から感謝したい。)
私が知る限り、世界各国の首脳が安倍さんに感謝しているのは、中国の脅威について、繰り返し伝える努力をされたということ。そして対中包囲網を作ったこと。
特にアボット首相は安倍さんに感謝している。アボット首相との出会いのエピソードも実に興味深い。(回顧録p.198あたり)
オーストラリアから国葬に参列した理由を、長期政権だからではない、世界的に重要な政治家であった人物を称えるとても良い方法であったとこの動画の中で話されている。
外国ではあり得ない、'国葬儀の非難’が巻き起こった中で、悲しい想いをしていた良心のあるサイレントマジョリティにとって、このアボット首相の言葉は癒されることでしょう。
そうなのです。
2022年9月27日サイレントマジョリティは私に、日本人の民意を教えてくれました。(この動画は余りに長い列に配信を始めた私の大事な記録です。とても長い動画です)
何時間も静かに並ぶ‘日本人’は、日本人がどうあるべきか教えてくださいました。
どうして、献花に来たのか、なぜこんなに長い時間並ぶのかに関してインタビューした私に、返ってきた答えは、たった一言。
「日本人だからよ」明るく高らかと誇りを持ったそのおばさまの一言は、私だけではなく視聴者の目も潤ませました。
この国葬儀について、私は深く考えさせられたのですが、結局フェイクメディアVSさイレントマジョリティ、メディアに洗脳されたかどうかだという結論に落ち着きました。下記は国葬についての動画。
日本人がどうあるべきか、これはやはり親や祖父母世代から学ぶことが多い。あのサイレントマジョリティに会えたことは私の人生の中の幸運です。
この‘国葬に反対しない、賛成派としてのデモ’(参加者もデモをすべきかで悩んだそうだ)が民放で流れ、私の配信が活用されたので、チャンネル登録してくださった方もいると思います。
政治家や政権の判断はマクロな視点が必要不可欠。
全てを思い通りにするのは、おそらく独裁国家。
サイレントマジョリティの目は誤魔化しが効かなかったのだと思う。
それは例えジューシーとしか言えなくても、福島の果物を美味しそうに食べたり、政治家としてのアピールなのか、そこに人間としての心があるのか、打算があったのか。
完璧な人間は存在しないわけで、その中でどう努力できるか。
私は安倍晋三回顧録を(まだ読み切っていない)読み、総理に最も近かったジャーナリスト山口敬之さんの書いた総理を読み、米上下院でのスピーチを聞き、安倍晋三という人がどうして政治家を続け、間を空けて第二次安倍政権を目指し、長期政権を保ったか、考える。
やはり、心から日本を愛していたのだと思う。
安倍晋三という政治家が、後世良い評価を受けるかどうかは、今後の私たちにもかかっていると私は思う。
行動しないと何も変えられない。
言論だけで戦っても、きっと足りない。
私は自分にできることを模索中だ。
(下記動画は短いバージョン、フルはこちら)
私は安倍総理や安倍政権、日本の政治に関して知ったかぶりのゾーンにいます。でも
考えることから逃げてはいない。だから情報収集をする。そんな私の文章を読んでくださりありがとうございます。初めに書くべきだった。
ただ、人間がどうジャッジされるかは神様にしかわからない。
国民からすれば、良い政治家かどうかは歴史の判断となって、豊かになったかとか、GDPが増えたかとか株価がどうなったかとか、国際的な立ち位置はどうなったかなど。少しキリスト教的発想だが、結果がどうであれ、神様が判断する基準の一つは、愛されているかどうかだと思う。愛される人は、神様も愛さずにはいられないはず。だから、善良な市民ぶりたいわけではなく、長期政権を叶えてくれた安倍晋三という人に感謝の気持ちを手向けたいのである。
どう考え、どう生きるか、政治というものを通して、やはり思想とか使命とかに戻る。
民意は報道されない。
だから私は民意を感じ取って伝える。
今日、動画の最後に、私は言葉を挟まなかった。
死をもってまでしても、伝えようとしたことは何だったのか。
この国を守るのは容易いことではない。
おそらく今から30年くらいが勝負だ。
もう正しい歴史を伝えられる世代はなくなり始めている。
私たちの未来は私たちが作る。
日本は日本人が守る。
それができるのは、今生きている私たちだ。